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知っておきたい「介護保険制度」の基本コト

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こんにちは!株式会社Raunz代表・理学療法士の比本です!

今回から身体や介護にまつわるお話をしていきたいと思います!

歳を重ねると、だれもが少しずつ考えるのが「将来の介護」です。
自分自身が、あるいは両親や家族が、介護が必要になったとき、どうすれば安心して暮らせるのか…考えるだけで不安になることもありますよね。

そんな不安を和らげてくれるのが、2000年から始まった 「介護保険制度」 です!
介護保険は、単に制度やサービスの名前だけでなく、高齢者や介護が必要な方を家族だけでなく社会全体で支える仕組み です。
「いざというとき、誰も頼れないかも…」という不安を抱える人にとって、知っておくだけで心の安心につながります。

今回は簡単ではありますが、介護保険制度についてご紹介して行きたいと思います!

🏥 介護保険制度の概要

年齢や病気で介護が必要になったときに、いろいろなサービスを受けられるのが介護保険です。
「住み慣れた家や地域で、できるだけ自分らしい生活を続ける」ことをサポートしてくれます。

👥 被保険者の区分

介護保険の加入者は、年齢により以下の2つに分けられます!

  • 1号被保険者65歳以上の方。要介護または要支援と認定されれば、原因を問わず介護サービスを利用できます。
  • 2号被保険者40歳から64歳までの医療保険加入者。老化に起因する特定疾病(例:認知症、脳血管疾患など)により要介護(要支援)と認定された場合に、介護サービスを利用できます。

💰 保険料と財源

介護保険制度の財源は、以下のように構成されています!

  • 公費(税金)50%(国25%、都道府県12.5%、市町村12.5%)
  • 保険料50%(第1号被保険者22%、第2号被保険者28%)

1号被保険者の保険料は、原則として年金からの天引きで徴収されます。第2号被保険者の保険料は、医療保険料と一体的に徴収され、被保険者と事業主で1/2ずつ負担します。

🧾 サービスを受けるまでの流れ

実際に介護サービスを使いたいときは、市役所などに申請するところから始まります!

  1. 申請(市区町村の窓口で「要介護認定」を申し込み)

  2. 調査(調査員が自宅に来て心身の状態をチェック、主治医の意見書も必要)

  3. 判定(審査会で「要介護度」が決まる)

🏠 利用できるサービス

介護保険を使うと、こんなサービスがあります!

  • ホームヘルパーが家に来て手助けしてくれる「訪問介護」

  • デイサービスに通って食事や入浴、リハビリを受けられる「通所介護」

  • 短期間泊まれる「ショートステイ」

  • 車いすや介護ベッドなどの「福祉用具レンタル・購入」

  • 手すりをつけたり段差をなくす「住宅改修」などなど

自己負担は原則1割ですが、収入によって2〜3割になる場合もあります。

📚 まとめ

介護保険は、「家族だけに任せるのは大変…」という不安を社会全体で支えていく制度 です。
いざという時のために、仕組みをちょっと知っておくだけでも安心ですね。

さらに詳しい情報や最新の制度改正については、厚生労働省の公式サイトをご参照ください!

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html

今後も介護にまつわる知っておきたい情報を共有していきたいと思いますので、お楽しみに!

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